笑顔を渇望

 時たま立寄るパン屋さんは100円のパン1個でも買えば温めてくれ無料のコーヒーも飲めてくつろげます。頼まなくてもカットもしてくれます。今日はクロワッサンはチョコレートが入っていると注意をしてくれたのでフレンチトーストのみ温めてカットしてもらいました。
 店員さんの笑顔が自然で気持ちがよく、その笑顔に会うとホッとします。気がつけばその笑顔を見るためにお店に寄っている自分に気がつきました。そう言えば妻の笑顔を見なくなってかなりの時間が経ったようです。
 もともと外づらの良い人で私にはあまり笑顔は見せませんでしたが(人間関係が良好でなかったせいもあり)、それでも在宅介護になってから体調の良い時は笑顔を見せることもありました。
 見舞客の訪問があると最初に顔を見た時は笑顔が見られたものですがこのところ笑顔を見せていません。最近、全体的に体力が落ちてきているような印象もあります。
 妻の笑顔を見るとホッと気持ちがなごむのですが、それがないと世話をしていても気持ちが塞がります。ふと鏡を見ると自分の顔が怖い顔になっているようです。気をつけて明るくしていないと病人にも伝わることでしょう。

 今日も黄色味を帯びた粘性の痰が出ています。ほかにはさほど悪い症状は見られません。体温がちょっと微熱だったり平熱だったりです。保冷剤で頭や脇を冷やしています。