カニューレ

気管切開部に取付けるカニューレはずっと通常のカニューレをつけていましたが、声を出すことができるスピーチタイプのカニューレがあるということで2011年よりスピーチカニューレに変えてもらいました。
スピーチカニューレは外筒と内筒の二重構造になっていて声が出るようにするには内筒を抜いて替わりにワンウェイバルブという部品を取付けます。茶色の弁は空気を吸込むだけで息を出す時は閉じて外筒のスリットより口の方へ空気を送る構造になっています。

スピーチカニューレ使用状況
妻の場合、スピーチカニューレでワンウェイバルブを装着するとささやく程度に声が出たり出なかったりします。欠点としては痰が絡んで咳き込むと痰が出なくてカニューレと気管切開部から無理に吹き出してしまいます。咳も苦しげなものになります。 
内筒を装着して人工鼻をつけた時は二重構造の為内部が狭く痰が通り難いきらいがあります。
ただし利点としては内筒がすぐ外せるので内壁に付着した痰を洗い流すのが容易という点があります。私は毎日一回は抜いて洗ったものに取り替えています。