2010年1月

妻の様子を記したメモが残っていたので転載します。

2010/01/20
この日の妻は体温37.1度、小生が居る間14時から2時間以上両目が明瞭に開眼していました。
 じっと天井の一点を凝視していたり少し視線が移動したり天井を見つめてばかりでした。
話しかけたり、時岡さんのメールを読んで聞かせると少し小生の方へ視線が来たりしました。
 しかし明瞭な返事らしい反応は見られません。

2010/01/21
14時ころ訪ねると妻は目が開いていて穏やかな少し笑みをふくんだような顔でいて、小生を見、横須賀の写真を見、以前佐野さんが送ってくれた松原湖畔の写真を見せると見ていました。
左手を少し持ち上げたのでA4判の写真を手にもたせるとしばらく持っていました。体温は37.2度と微熱。
看護士から「尿に濁りがある」と告げられる。
19時に訪ねると眠っているような様子でしたが声を掛けると少し時間をおいて目を開けました。体温は37.0度。
昼と同じような覚醒した表情でずっといました。顔がテレビ側に向いていたのでテレビをつけるとずっとテレビを見つめていました。館内放送があり帰る時間になっても見ているので、「帰らなければならないのでテレビを消していい?」と言っても見ているので再度訊くと「うん」というように頷く。

2010/01/22
14時、眠っているので声をかけるとゆっくり目を開ける。体温36.8° 8分の開眼、疲れているような印象。
木村氏からの大文字メッセージは視線が行を追うような動きをしていた。
2通目の終りころ「読んだ?」と訊くと、少し笑ったような表情をして、目を閉じ加減なので休憩。
言語療法士が来て意思の疎通がとれるような訓練を10分程度行う。
佐野さんのメッセージを見せるとやはり視線は行を追う感じでした。
呼びかけると目は開けるが、疲れているのか眠いのか目を閉じがちでした。