ICUでの様子

2015-01-14ICUは2号室)

 ICUに入ったからと言って決して良くなったわけではありません。ただ、看護スタッフの的確な動きや担当医師の所作を目にするだけでも安心感があります。一般病棟にいた時に医師と会ったのは悪化してからの病気説明の時が初めてでした。(はじめの休日急患外来に来た時は救急の別の医師でした)

 ICUの看護師は妻の口中を丁寧にケアしてくれ残っていた血塊もきれいに取り除いてありました。やっとまともな看護ケアを受けることとなりました。ここでなら、もしものことがあっても諦めがつくと思います。
 13日の夜に濃いコーヒー色をして量もわずかだった尿が14日はアメリカンコーヒー程度の色になり量も少し増えているようでした。

2015-01-15ICUは8号室へ移動)

 11時すぎにICUより電話があり気管挿管するので来て欲しいとの連絡を受けました。このことは昨日聞いていた事です。人工呼吸器と家から付けていっているカニューレのサイズが合わず、手配したカニューレも気管切開部から奥まで入らないので気管挿管したいとのことでした。家族の承諾が必要とのことです。
 気管挿管し人工呼吸器をつけてからはSpO2が99〜100へと上がりました。現在血圧は上が90前後下は約その半分です。(入院以前は120-70程度でした)ただし、この血圧は昇圧剤を限度いっぱい使用してのことだそうです。
 体温は38度台あり、尿の色は少し濃いお茶程度の色になっています。意識は相変わらずありません。

不安が現実のものとなる

 2015年1月13日8時すぎに病院より電話があり、CTを撮り9時から主治医の説明があるので来院するようにとのこと。

 危篤かと尋ねるとそうだと言う。無策放置への抗議ができるように口中の写真をプリントアウトして持参する。
 病室に行くと、妻は半眼のまままばたきを全くしません。動くのは口を開けたままの呼吸だけ。酸素が9リットルに設定してあり、この状態で血中酸素濃度がやっと90%台に届いています。

 今からCTを撮りに行きますのでと看護師長が談話室へ案内するのでいい機会だと口中出血を放置口腔ケアを何もしていないことを抗議。看護師長は申し訳ありませんと頭を下げるだけ。師長の役割は誤ることではなく誤るような事態にならないよう看護師を指導することではないかと少し声が荒くなってしまうが、談話室に他の面会者が来たのでそこそこに切り上げる。
          
 CTから戻り主治医の病気説明。CT画像を見せてパソコンのデーターを示しながら抗生剤を入れ替えたりしたことや数値の変動を説明するが素人の私には数値の意味はわかりません。説明を聞いた承諾書には署名せざるを得ない。口中の血液痰の放置について写真を見せどうしたのか訊くと、この件については誤りました。
ICUに入るのか尋ねると現在のままの病室で治療すると答えられた。

 これはもう見込みがないと思われていると暗然とした気持ちになりました。

 出来るだけそばに居ようと思っていると夜も付き添うのか看護師に聞かれたので諾。個室に移動。はじめから個室のままいれば良かったと後悔しました。
 横にいると時々呼吸が止まるので看護師に言うと人工呼吸器が用意されましたが気切部のカニューレが呼吸器と合わず使用までいたらず。呼吸が止ると声をかけ体をゆすると復活、この繰り返し。声を掛けなくても復活することもあり。

 23時すぎにICUへ移動すると告げられました。しばらく変化がないので、変化があれば電話してもらうことにして私は自宅へ戻りました。

高熱下がらず


 今日は酸素が4リットルに上げてありました。この状態で酸素濃度は95%。昨日は酸素2リットルで83%でしたので不安でしたが、4リットルも入れなければならないと言うのもこわいですね。
 口腔の状態は昨日大まかに血や痰の塊を取り除いたままの状態でしたので口蓋、歯茎、舌の上に残っている血塊を水と歯ブラシ綿棒で除去しました。相変わらずの高熱で昼前に測ると39.8度、夕刻に測ると39.5度。発汗も多いので家で使用していたエアーマットを持参、看護師の許可を得て使用する。

劣悪な看護病棟

 午後2時すぎに見舞に行く。妻は少し口を開けてあえいでいました。口中を覗くと昨日と同じ状況、ヘドロのようなものが口の中いっぱいに乾いて固まりこびりついている。もうビックリです。

 あまりにひどいので証拠写真と思い口を開けさせ携帯電話のカメラで写しましたが暗いし動き回るのでボケた写真しか撮れません。ここに掲載するのは非常識かもしれませんがあえて掲載です。
 水と歯ブラシで少し取り除いたところで若い男性の看護師が来たのでつい不平を言ってしまいました。言うと口腔ケア用の棒の先にスポンジのついたもので一生懸命取り除いてはくれました。

 同病院には何度か入院しています。最初は7階の病棟、この時は何も不満は感じませんでした、その後5階病棟に3回ほど入院しました。併設の看護学校の実習生らしい看護師が頼りなげで不安を覚えました。今回の4階病棟は病気を治しているとは言えない。高熱が続いているのに時々座薬を入れるだけの対応。今日はアイスバッグが枕にしてありましたが冷たさはなくなり常温状態。不安で不安で仕方がありません。
 今回の入院でネブライザーも使用した形跡を感じなかったので、同様の症状で5階に入院した時はしょっちゅうネブライザーをかけて痰の吸引をしていたことを訴えるとネブライザーを持ってきましたが初めて使うように綺麗な状態の器械でした。5階病棟で使用していたのは隅に水垢が目につくような器械でした。その時は清掃しろよと思いましたが今思えば使用頻度が高い証拠とも言えます。ここ4階病棟はネブライザーを使うという発想自体なかったと思われます。

 今日の体温も私の水銀体温計での測定で39.5度でした。

高熱が続く

 昨日は看護師さんの測定で39度、私が持参の水銀体温計で38.8度。今日は看護師さんの測定で38.8度、私の水銀体温計で38.5度ありました。
 
 今日は少し遅い時間に面会に行くことになりました。妻は口を開けてあえぐような呼吸をしていました。開けた口の中は舌の上から口蓋から歯まで黒い血のようなものが乾燥してこびりついていてビックリしました。口腔ケアはなにもしていないようです。歯ブラシと水でこびりついた黒い汚れを取り除きましたがやはり血のようです。これ以外でもパルスオキシメーターでサチュレーションが83まで落ちているのに何も対応をとらない看護師がいたり残念な看護ケアを受けていて暗然たる気持ちがします。

今日も高熱

 今日は酸素は2リトル/分に設定してありました。自宅から持参した水銀式体温計で測定すると38.83度くらいでした。看護師さんが来て測定したので尋ねると38.9度とのことでした。

 痰の吸引容器は血の混入が見られませんでした。痰の出方も昨日ほどではないようです。面会中の1時間半程度の間は痰が出ませんでした。

高熱が続く

 今日病院へ行ってみると酸素は3リットルに増やしてありました。SpO2が上がらないとのことでした。

 体温が9度8分あり、解熱用の座薬を入れたそうです。痰も相変わらず多く今日は痰に血がだいぶ混じっているようです。受けの容器が鮮血で赤くなっていました。目が落ち着きなく動き回り、口がもぐもぐ、首も休みなく動きます。眉間にシワは見られませんが苦痛があるのでしょうか?相変わらず背中は熱く汗でびっしょり。